教育

こちらに来てから、教育の重要さをますます痛感しました。ローカルのお店は買い物するだけで疲れるけど、スタバやユニクロや無印は疲れない。店員さんは笑顔で「いらっしゃいませ」と言うし、レジに並んだ人たちを誘導して一列に整然と並ぶようにお願いをする。そして笑顔でレジをうつ。学生アルバイト風の店員さんは、私が中国語がよく判らない外国人だとわかると、英語に切り替えてくれる。

それだけでどんだけ楽か。

それって教育の成果なんだよなぁーと思う。

うちのマンションの掃除のおねーちゃんは、朝いつもロビーのソファーでだらーんとしていて、私(住人)の姿をみると慌てて立ち上がっておもむろにモップを動かす。店員さんは多いけど、喋ってお客を見ても「いらっしゃいませ」と言わない人も多い。日本よりGDPの額は大きいけど、日本の10倍の人口を持ってそれな訳で。欧州に比べりゃ低いけど、日本の一人あたりGDPはそれなりにでかい。

教育って大事。何か大事で、何を重要視するか。その価値観を決めるのは教育や、周りの環境だ。

私は基本的に詰め込み教育も、スパルタ教育も嫌いで、放任主義を自認してるんだけれども、それは、基本的な土台があった上での話だ。確かに母親は小さな頃、躾に厳しかった。それがあって、基本的に放任主義の高校にもなじめたし、放任主義の上司にもかなりフィットできた。自主性の下には基本的な教育がある。挨拶とか他人への敬意とかマナーとか。それをしみじみと実感する日々です。

そして日本のお客と店員が8:2くらいの過剰サービス感はあるけど、7:3や6:4くらいになっても丁度いいんじゃないかなぁ、とは未だに思ってるけど、でも、日本の心配りやサービスは武器だよ。きっと世界で評価される。売れる。特に中国沿岸部はこれから第三次産業が主要産業になる。インドやその他新興国もある程度成長したらサービス業の比重も大きくなる。そこにサービス輸出しないでどうすんのさ。

と一応ビジネスサービス業で生きてる私は思います。最近。